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ファインバブル・FAQ

ファインバブルとは?

「ファインバブル(Fine Bubble:FB)」とは、私たちが日常で目にする泡よりもずっと小さく、直径が100μm(=0.1mm)より小さな泡です。(一般社団法人ファインバブル産業界Webサイトより引用)

FBは、単に小さいだけの泡や一般名称である微細気泡とは異なり、国際標準化機構 (ISO)で定義される固有名称です。
※ISO 20480-1:2017 Fine bubble technology –General principles for usage and measurement of fine bubbles –Part 1: Terminology ISO/TC281

FBは、その直径によって「マイクロバブル」と「ウルトラファインバブル」の2種類に分類されます。

*マイクロバブルとは
*ウルトラファインバブルとは

ファインバブルの定義と特徴
ファインバブルの生育プロセス

マイクロバブル(Micro-Bubble:MB)

1μm以上 100μm未満のサイズの気泡です。気泡内の気体が完全に溶解すると水中で消滅します。

【特徴例】
①気泡体積が微細のため、浮力が小さく上昇速度が遅くなる
 ※例)直径10μmの気泡は一分間に 3 mm 程度の上昇
②空気層により温熱作用が緩和される影響で核心温上昇やリラックス効果がみられる
③壁面など個体から

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ウルトラファインバブル(Ultrafine-Bubble:UFB)

1μm以下のナノサイズの気泡です。平均粒径が約100nmの粒径のサイズになると、バブルは浮上することなく水中で滞留する状態となります。

【特徴例】
①UFBを生成する際、酸素ガスを空気曝気より高く溶解させる
②超微細な気泡が反応・吸収速度を増大
③マイナスの電荷(イオン)を持つため陽イオン濃度を増大させる
④微生物~魚類まで生物の生理活性(細胞代謝)を高める
⑤配管や濾過槽などの付着物を抑制

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気体を高速でせん断する「高速旋回液流式」と、加減圧を活用する「加圧溶解式」が主流です。

両方式ともマイクロバブル(MB)とウルトラファインバブル(UFB)を同時に発生させ、MBの自然脱泡を待ち、残存するものをUFBとします。この方式では、生成した液体を繰り返し処理することで高濃度のUFBを生成する「バッチ処理」の採用が一般的です。
この他、UFBを直接発生させる方式もあります。

ファインバブルの主な発生方式
ファインバブルの歴史についてはこちら ⇒https://fbia.or.jp/fine-bubble/history/ (一般社団法人ファインバブル産業界Webサイト)

ここ数年、微細な気泡「ファインバブル」に関心が集まっています。バブルの特徴を上手く活用できれば、化学物質等を使用することなく、様々な機能を液体に付加することができます。現在、各分野でファインバブルの活用に関する研究開発・応用化が進んでおり、環境、農業、食品、水産、医療等をはじめとする各方面で急速に活用が進むと考えられます。ファインバブルが持つそれぞれの効果にはメカニズムの検証が十分に進んでいないものもありますが、日本発の革新的技術として、産学官が一体となって世界をリードしています。

規格・特許

それぞれ規格が発行されています。

*ISO/JIS発行規格リストはこちら(一般社団法人ファインバブル産業界Webサイト)

当社は国内外においてファインバブルに関する特許を取得しています。

●液体と気体の攪拌混合装置 [特許第4107571号(H15.7.11登録)]
●液体中に極少気泡を生成する方法および気泡生成装置 [中国特許第ZL20058007745.6号]
●液体中に極少気泡を生成する方法および気泡生成装置 [香港特許第1105604号]

安全性

ファインバブルは様々な分野で安全性試験が行われています。

現代、FBは工業・産業、農業・畜産、漁業、医療、環境など、様々な分野で技術の活用が広がってきています。

*一般社団法人ファインバブル産業界の安全性試験についてはこちら(一般社団法人ファインバブル産業界Webサイト)

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